こんにちは、社畜夫婦(@working_couple)です。
今日は「損益通算」という言葉に注目したいと思います。

FPを持っている私が解説するよ
損益通算ってなに?わかりやすく解説します
(引用はこちら)
簡単に説明すると損失と利益を合わせて計算することです。
なにが良いかというと、税金を減らせます。
本来なら、利益全てに税金がかかります。
しかし、損失がある場合は利益から損失分を引いた金額に税金がかかるんです。
そのため、税金を払う額が少なくなります。
国税庁によると、こんな説明があります。
損益通算とは、各種所得金額の計算上生じた損失のうち一定のもの(損益通算の対象となる所得の範囲(1)から(4)記載の所得)についてのみ、一定の順序にしたがって、総所得金額、退職所得金額または山林所得金額等を計算する際に他の各種所得の金額から控除することです。

利益と損失を相殺して、残った利益に対して税金が差し引かれる仕組みだよ。
損益通算を副業で活かせるの?

結論から言えば「可能」です
しかし、気を付けるところが何点かあります。
注意点① 損益通算できる・できない所得がある

所得税の種類についてはこちらを確認してね
損益通算できる所得
不動産所得
事業所得
山林所得
総合課税の譲渡所得
損益通算できない所得
雑所得
分離課税となる譲渡所得
注意点② 事業所得か雑所得分類には注意
注意点①のように収入が雑所得の場合は、申告ができません。
会社員が副業収益を事業所得として申告することはハードルが少し高いので注意です。
↓雑所得と事業所得の違いについてはこちらを確認。
注意点③白色申告では損益通算ができない
損益通算をするためには、青色申告事業者の届けを出しておく必要があります。
届け出をしなければ必然的に白色での確定申告となり、損益通算ができなくなります。
青色申告と白色申告の違いについてはこちらを確認してください
損益通算をしたら副業ってバレるの?

ばれる可能性がかなり高いです
損益通算すると住民税の徴収金額が減額される
住民税は毎月の給与から相当額が差し引かれる「特別徴収」というものが取り入れらえています。
住民税の納税額は所得によって決まります。
損益通算によって減少した所得が課税対象です。
不自然に所得税の金額が低くくなり、気付かれるケースがあります。
給与所得は損益通算で打ち消し可能
サラリーマンが副業している場合は、毎月給与所得をもらっています。
事業所得が赤字になった場合には、この赤字と給与所得を合算して、相殺することができるのです。

事業所得の赤字により、給与所得が引かれると、その分だけ所得税が低くなります!
会社員・サラリーマンは損益通算してみよう
とは言え、副業を認めている会社が増えているのが世の中の流れです。
損益通算は赤字でも黒字でもメリットがあるシステムなのである程度稼げる仕組みが確立したら挑戦してもいいかもしれません。

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