カップル・夫婦関係に悩む方に届けたい本を紹介させていただきます。
それがこちら!!
さわぐちけいすけさんの『妻は他人 だから夫婦は面白い』
です。
さわぐちけいすけさんは、Twitterで夫婦漫画を投稿していて、
「好き、より嫌いな部分を共有する話」では、30万以上のいいねを集めた漫画家さんです。
さわぐちけいすけさん夫婦の日常や読者の相談がまとめられているのですが、
「そんな考え方あるんだ。」
と心が軽くなるような話がたくさん盛り込まれています。
また、夫婦円満の秘訣も盛りだくさんなんです。
そんな「妻は他人 だから夫婦は面白い」から夫婦円満の秘訣を学んでいきます。
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さわぐちけいすけさんって誰?
さわぐちけいすけさんは、岩手県出身で、事務、飲食、ワーキングホリデーでツアーガイドなど、様々な経験を経て、
イラストレーター&漫画家になられた方です。
「奥さんと出会ってから8年喧嘩したことがない」という話から、なぜそんなに夫婦円満でいられるのか?の秘訣を漫画で描かれています。
著書は、『妻は他人 だから夫婦は面白い』『人は他人 異なる思考を楽しむ工夫』『僕たちはもう帰りたい』『だからお前はダメなんだ』(いずれもKADOKAWA出版)などがあります。

『妻は他人 だから夫婦は面白い』に学ぶ夫婦円満の秘訣
この書籍に出てくる話で、私が大好きな話の中の5つを紹介していきます。
好き、より嫌いを共有する話
上にも記載させていただきましたが、Twitterで30万いいねをあつめたはなしです。
この話の中では、「好きなことよりも嫌いなことを共有することが夫婦円満の秘訣かもしれない」と書かれています。
例えば、
「私は、温泉に行くのが苦手…」というようなことです。
でも、好きなことこそ、好きな人とは共有したいと思いがちではないですか?
「私これ好き!」という話ばかりしたくなって、「これあんまり好きじゃないんだよね。」という話や、
「こういうことって苦手…」というネガティブな話はしづらかったりしますよね。
しかし、考えてみると、一緒に過ごしていて一番不快に感じるときは、自分の嫌なところに相手が入ってきたときなんです。
自分は嫌だな、と感じても相手にとっては悪気がないときもあるので、そこに対して
「なんでそんなことするの!?」
と切れても、相手は悪気がないので、
「なんでそんなことで怒るの?」
と険悪になること間違いなしです。
だからこそ、二人が居心地よく過ごすために、
「私、こういうことが苦手なんだよね。」
ということを相手に伝えることはとても大切です。
「言葉の一貫性」
上の話で、相手に苦手なことを伝える、という話がありましたが、伝えられた相手の受け取り方についてのお話です。
何かを相手に伝えたいときは、自分の気持ちを言葉に直す作業が必要です。
うまく伝えられるときもあれば、言葉にしてみたけど自分の気持ちとなんか違った、ということもありますよね。
そんな時に自分の気持ちをもっとうまく伝えようと言葉を練り直して伝えると、
最初に言ったことと変わったりすることももちろんあります。
そんな時に、
「え!?前言ってたことと全然違うじゃん!!」
といわれてしまうと、自分の気持ちを伝えることができなくなってしまいます。
だからこそ、「今はそういう考えなんだ。」
と聞いてもらえると、伝えやすいという話です。
私自身も、くまさんと喧嘩したときに、自分の気持ちを言葉にして伝えるけど、うまく伝わらず、
いろんな言葉で言い換えていくうちに、
「さっきといってることちがうじゃん。」といわれたこともあるし、自分が言ったこともあります。
でも、自分の気持ちをそのまま相手に伝えるということはとても難しいことで、
少しでもそのまま相手に伝えようとしている、ということを受け手は理解することが大切だと気づかされました。
自分が相手に意見を伝えるときも、「今はこう思っています。」と過去との矛盾を恐れすぎないようにして、
相手の意見を聞くときも、一貫性を求めすぎないようにしようと心がけたいと思えたお気に入りの話です。
「好きの取り扱い」
この「好きの取り扱い」という話に、
「自分の好きなものを相手にも好きになってもらおうとおもわないようにする。」
「相手の好きなものを自分も無理に好きになろうとしないようにする。」
と書かれています。
でも、自分の好きなことだからこそ、好きな人にも好きになってほしい!という気持ちって少なからず出てきますよね。
私の場合も、もれなくそれで、くまさんに自分の好きなことを好きになってほしくて、たくさんアピールしていたことがありました。
しかし、趣味が合わない私たちなので、くまさんはそれほど興味なく、そっけなかったり、
しまいに「どうでもいいなぁ」なんて言われたりして、頭にくることもありました。
こんな私でしたが、立場を反対にして考えると、
相手が好きなものを「なんで好きになってくれないの!?」「絶対損してるよ!」
と押し付けられるのっていい気分しないですよね。
それを考えたときに、「自分の好きなものを相手にも好きになってもらおうとおもわないようにする。」という言葉がとても響きました。
でも、だったら相手の好きなものなんてどうでもいい、という態度になればいいの?
というとそういうわけではなく、
「好きな人の好きなものだから大切にしよう」
という気持ちでいることが大切である、と話しています。
たとえ好きな人と好きなものが合わなくても、それを無理やり好きになろうとするのでも、
自分の好みを押し付けるわけでもなく、
「相手の好きなものだから大切にしよう」
と思うと、心が少し軽くなりますよね。
「やさしさの理由」
この話は、「彼がやさしさにこたえてくれない…」という相談に乗るところから始まります。
彼の家に行って、洗濯をして、掃除をして、ご飯もつくって…
なのに彼は何もしてくれない!!
そんなイライラを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みにさわぐちけいすけさんは、
「好きな人にやさしくしたいときは、自分がそうしたいからやさしくしているのだということを忘れないように気を付けている。」
と書いています。
つまり、好きな人のためにやさしくする、尽くす、などと、相手に対して期待してしまうと、相手の反応がなかった時に、相手に失望したり、怒りに変わることもありますよね。
そうではなくて、「自分がしたいからやる」という気持ちで行動を起こすと、
たとえ相手がそのやさしさにリアクションがなくても、「あ、これは相手が求めてなかったんだな」
と受け止めることができます。
また一緒に暮らしている人に対しては、
「同居するとなれば、やさしさどうこう以前に、お互い納得のいく役割分担が必要」
とも書かれています。
相手に理想の反応を求めるようなやさしさではなく、「自分がやりたいからやさしくする」という「余裕のあるやさしさ」を行うことが夫婦円満の秘訣です。
「恋人のイメージ」「恋人のイメージ2」
この話では、「なんで友達といるときはあんなに楽しそうなのに私といるときはやる気ないわけ?」というカップルの喧嘩から始まります。
彼女側の言い分は
「恋人とのデートは家で済ませて、友達とはキャンプやスノボーに行くのはひどい!」です。
そんな2人の喧嘩に、さわぐちけいすけさんは
「恋人に求めるものがそもそも違うということを把握しておいたら?」
と話します。
そのうえで、
「『恋人とは?』というイメージは、今まで育ってきた環境や、周りの人、出会った作品などによってつくられたそれぞれのイメージがある」といいます。
たしかに、恋人ってどんな存在?と聞かれると
わたしと、くまさんでも、

自分を肯定してくれる存在

一緒にいて安心する存在
と、違う意見を持っています。
私たちの場合は割と近いほうかもしれませんが、この2人の意見が離れていた時、
どちらかの意見を相手に押し付けてしまうと、
押し付けられたほうが苦しくなり、別れる、という結末を迎えてしまいます。
だからこそ、お互いの意見を取り入れながら、二人の一番いい形を探して過ごしていくことが大切です。
おわりに
いかがでしたか?
カップルや夫婦の日常の悩みが少し軽くなるような言葉がこの本にはおもしろおかしくまとめてあります。
今までの固定概念から、
「あ、そんな風に考えてもいいんだ。」
というように楽しく読みながら悩みを解決してくれるおすすめの本です。
Twitterでもいくつかお話を読むこともできるので、ぜひ一度みてみてください。
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