お金について勉強したい…!
そんなあなたにおすすめしたい資格がファイナンシャルプランナー。
人生で損しないお金についての基礎を学ぶことができる資格です。
保育士の私でも、お金について何の知識もない状態で、独学で2か月勉強して合格しました。
どんな資格?独学でも合格できるって本当?どのくらいの勉強時間が必要?
そんな疑問に答えていきます。
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ファイナンシャルプランナーとは?
そもそもファイナンシャルプランナーって何?
公式サイトでは以下のように説明されています。
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。
ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。
これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
わかりやすく要約すると、お金に関するスペシャリスト、ということですね。
3級の内容は基礎知識なので、ビジネスで活かせるほどの専門的な知識は得られません。
しかし、上を目指して、2級、1級と取っていくと、金融系の仕事や不動産関係、さらには独立FPとして起業される方もいます。
お金に困っている方の相談に乗る、ということを中心にビジネスを展開していくこともできます。
FP3級を取るメリット
FP3級は、独学でも取ることができる国家資格です。
国が保障してくれている資格がある、というのは転職などでも有利になりやすいのでメリットの1つになるでしょう。
他にも大きなメリットを2つあげます。
メリット1:お金に関する苦手意識がなくなる
FP3級の試験では、年金や、税金といった身近なものから、投資、不動産、相続など将来的に自分にかかわってきそうなお金に関する分野が学べます。
世の中には、給付金や控除など申請すればもらえるお金もたくさんあります。
しかし、これらは知識を持って、自分で申請しないともらえません。
こういった制度がある、ということを知っているか、知らないとでは大きな差が生まれます。
自分自身が損しないために、勉強するのは大きなメリットです。
ライフプランを自分で立てられる
FPの仕事の一つに、ライフプランニングがあります。
将来を考えてみましょう。
結婚して、家族ができて、車を買って、家を買って…
これから支出が増えることは言わずもがなですよね。
いつ、いくらくらいの出費がいるのか?そのために今いくら貯めないといけないのか?
これがライフプランニングです。
ライフプランを立てることで、自分の収支状況や貯蓄残高も把握することができ、将来に向けたお金の見通しを持つことができます。
家計管理にも役立ちますよね。
FPにお願いすると、意外とお金を取られます。それを自分でできちゃうというのですから、お得ですよね。
試験について
FPの試験はどうやって受けるの?試験の難易度は?
実際に受けた感想も入れながら、詳しく説明していきます。
受験資格
FP3級は誰でも受験することができます。
公式サイトには「FP業務に従事しているもの、またはしようとしているもの」と書かれていますが、FP資格を取りたい!という気持ちがあれば大丈夫なようです。
現に私は保育士で、仕事でFPを活かす場はありませんが、取得することができました!安心してください(笑)
受験方法
FP3級を取るためには「FP協会」か、「金財」のどちらかで試験を受けて、合格する必要があります。
試験内容は、学科試験と、筆記試験です。
学科試験は4択問題です。
筆記試験は、FP協会はマーク形式、金財は筆記と選択問題です。
FP協会と金財どっちがいいの?
正直どちらでも良いです。どちらで受けるか迷う方もいますが、問題にそこまで違いはないからです。
どうしても決められない方は、実技試験で筆記がない、FP協会で受験することをおすすめします。
私もFP協会で受けました。
合格基準
FP3級試験の合格率は安心してください!高いです。
まず、合格基準が学科・実技共に60%以上の絶対評価です。
自分が6割以上点数を取れば受かる資格なので、取りやすい資格であるといえます。
学科試験の合格率は、以下の通りです。
・金財 :50%~70%
金財のほうが合格率が低くなっています。
これは金財では学校・会社などからの団体受験が多く、勉強せずに受験する人が多く含まれているため、といわれています。
受験者の合格率
実技試験の合格率は以下の通りです。
・金財
「個人資産相談業務」で60%~80%、
「保険顧客資産動産業務」で40%~70%
※「」の中は、受けるときにえらぶ科目
若干、金財のほうが合格率が低いですね。
上記の理由に加えて、金財の試験には筆記試験が含まれていることが原因ではないか、と考えられます。
筆記試験のため、難易度は金財のほうが低い、とも言われています。
…何とも言えませんね。
過去10回分の合格率はこちらです↓
FP3級の合格率(FP協会)
試験日 学科試験 実技試験
2021年9月 84.69% 80.50%
2021年5月 83.25% 76.65%
2021年1月 87.92% 86.53%
2020年9月 89.64% 88.04%
2020年5月 中止 中止
2020年1月 85.34% 79.45%
2019年9月 78.09% 79.48%
2019年5月 69.07% 86.42%
2019年1月 74.09% 83.38%
2018年9月 78.63% 86.50%
2018年5月 78.92% 90.47%
2018年1月 80.33% 89.07%
FP3級の合格率(きんざい)
試験日 学科試験 実技(個人)実技(保険)
2021年1月 63.75% 57.29%(2つの実技の平均)
2020年9月 69.28% 47.08%(2つの実技の平均)
2020年5月 中止 中止 中止
2020年1月 65.43% 50.22% 48.19%
2019年9月 62.77% 45.44% 43.31%
2019年5月 42.76% 54.35% 44.85%
2019年1月 51.91% 56.21% 39.32%
2018年9月 61.64% 51.46% 34.32%
2018年5月 57.84% 71.20% 35.69%
独学で合格するために必要な勉強
合格するために必要な勉強時間
これは、今、どれくらいのお金に関する知識があるかにもよります。
お金のことは全くわかりません!レベル

というあなた。大丈夫です。私もそうでした。
まず、参考書をパラパラ見て、全く分からないレベルだったら、余裕をもって3か月ほどみておきましょう。
なぜ3ヶ月もかかるのか?
理由としては、覚える量が多い資格だからです。
事前知識一切なし、毎日1時間も勉強できるわけではないのであれば、3か月ほど余裕をもって参考書を買い、取り組むことをおすすめします。
もっと勉強時間が取れる!という人は、2ヶ月でも間に合うと思います!
事前知識、ありまーす!レベル
投資を少しやったことがある、だとか、不動産についての知識はある、などわかる分野があるのであれば、1、2か月見ておけば十分でしょう。
銀行系で働いている友達は、1か月ないくらいで合格できた、と話していました。
自分の事前知識に合わせて、勉強時間を決めましょう。
ちなみに、知識ゼロなのに独学で資格取得した私の勉強時間
私の場合は、ほぼ事前知識がない状態で2か月ほど勉強しました。
平日は、1時間ほど電車で参考書を読み、休日は2~3時間問題を解いていました。
毎日勉強できていたわけではありませんでしたが、2か月あれば、試験2週間前には「合格できる」と自信を持って言えるくらいの状態になれていました。
おすすめの参考書
私が使っていたのは、TAC出版の「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2020-2021年」です。
他にも参考書はたくさんありますが、口コミで評価がよく、イラストが入っていて、初心者の方にもわかりやすい参考書は「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2020-2021年」だと思います。
こちらの参考書と問題集があれば、合格するには十分です。
知識がある方だったら、問題集だけでも十分ですよ。
他の参考書についてはこちらの記事で詳しく話しています↓
効率のいい勉強方法
私も実践して、合格した勉強法です。
①参考書を1周読む
まずは、参考書にさらっと目を通しましょう。
読むときのポイントは以下の2つです。
・大切そうなキーワードは何か?を確認すること
1章ごとに読んだら巻末にちょっとした問題がついているので、解いてみましょう。
最初はわからなくて当たり前です。
わからないところは、もう一度参考書で調べて、知識を深めていきましょう。
②問題集を解いていく
1章から解いても、自分がわかりそうな分野から解いても大丈夫。
早速問題に挑戦していきましょう。
始めのうちはわからなくて、当たり前です。
解説を見たり、参考書で調べたりしながら知識を付けていきます。
問題集を1周しましょう。
③間違えた問題に印をつけながら、2周目を解く
1周したら全部の問題に1度目を通しましたよね。
2周目に解くときは、全くわからなかった問題、悩んだ問題に印をつけながら解きましょう。
私は、全くわからなかった問題の横に✖を、悩んだ問題には△を付けながら解きました。
④印を新しくつけなくてよくなるまでひたすら反復
2周目が終わったら、印がついている問題だけを解いていきましょう。
③と同様、わからなかったり、悩んだらさらに印を増やしていきます。
このように印をつけておくことで、あとから見たときに印がたくさんついている問題は自分が苦手な問題である、ということがすぐにわかります。
⑤過去問を解いてみる
反復が終わったら、試験前に過去問を解いてみましょう。
問題集に直近の問題がついているのでその問題を時間を計って解きます。
解いてみると、意外と見落としていたところや、初めてみたような問題も出てくるので、見直しておきましょう。
さらに心配な方は、公式サイトに歴代の過去問が残っているので、近い年の過去問を解いてみることをおすすめします。
ここで合格点を超えることができていれば大丈夫。
自信をもって当日、試験を受けてきてください。
おわりに
FP試験は難しくありません。
勉強すればだれでも取れる資格です。
ぜひ、受けてみてくださいね。
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