プロ野球選手会が「マイナーFA」の導入を含む保留制度改革を検討していることがわかりました。
くま
今日は「マイナーFA」の導入時期と制度について解説します。
大リーグの「マイナーFA」について
MLBでも「マイナーFA制度」が導入されている。それをモデルに、日本でも「マイナーFA」の導入を検討する予定。
大リーグのマイナーFAは、マイナー所属7年以上で40人枠を外れている選手に適用される。
くま
メジャーに上がれないままの余剰戦力の移籍を促し、より活発な選手移籍ができる環境を作ります。
MLBの「マイナーFA」のルール
- MLBではマイナーリーグ7シーズン経験選手に適用
- 登録日数や試合数など問わず、マイナーリーグを7シーズン経験した選手に適用
- WA最終戦から5日後に自動的にFA
- 一時的にマイナー降格したシーズンなども含み、マイナーの負傷者リストに入っていてもカウント
2022シーズンに日本ハムにドラフト3位指名された加藤豪は、ヤンキース傘下マイナー7年目の19年シーズン後にマイナーFAとなり、マーリンズとマイナー契約。
「マイナーFA」の目的
背景にあるのは近年の育成制度の乱用だ。今季も巨人で梶谷ら11選手が支配下から育成枠に変更となった。制度本来の目的と異なった使い方が、球団が契約権利を持つ保留選手数だけを不要に膨れ上げさせて、12球団の戦力公平性を損ねている。
1軍の出場機会が限られる選手は、従来のFA権を取得できないまま年数だけ経過するおそれがある。
一方で、今オフから現役ドラフトが導入されるが、こちらは、実績がより下の選手層の移籍が想定される。「マイナーFA」は、従来FAと現役ドラフトの間にいる“中間層”を対象にする。
くま
中間層の選手というのがまた曖昧です。
現役ドラフトについて
くま
現役ドラフトについてはこちらを確認してください。
“従来”FA制度について
くま
FA制度についてはこちらを確認してください。
「マイナーFA」のルール・適用条件は?
「マイナーFA」のルールと適用条件は今後の議論で詳細を詰める予定。
- 2022年12月5日の選手会総会で討論予定
- 選手会と日本野球機構(NPB)は保留制度改革に関する小委員会の設置で合意済み。
- 選手会としては、まずはFA権取得期間の6年への短縮を最優先に求めたい
- 現役ドラフトに続く「マイナーFA」も検討し、全体的な保留制度改革を狙う。
FA権取得の年数変更についてはこちらを確認してください。
\プロ野球ほぼ全試合が見放題/
DAZNのプランや見れる試合についてはこちらの記事をどうぞ↓
コメント