プロ野球には
- FA移籍
- 現役ドラフト
- トレード
- ポスティングシステム
- マイナーFA(予定)
の4つのルールで選手の移籍が決定します。
今日はその中でも、トレードについて解説します。シーズン中の突然のトレードでの移籍となると野球界においてはビッグニュースです。
これまでにも大物選手のトレードが何件もあり、プロ野球史に語り継がれるものとなっています。
トレードとは
プロ野球でのトレードはトレードを行う球団間での合意のもと選手の交換、譲渡を行うものです。
- トレードの期間はレギュラーシーズン最終戦から翌年の7月31日まで
※トレード期間外であってもウェーバー公示をしていればトレード可能 - 三角トレードの場合に新人選手をトレード不可
- トレード該当選手が1軍登録されている場合、出場登録選手を抹消しなければならない。
- 移籍先では登録抹消期間10日満たずとも再登録可能
- トレード該当選手が既婚者の場合は100万円、独身者の場合は50万円が移籍金として選手支払われる。
ウェーバー公示とは
チームが所属選手の保有権を放棄する際に、事前に手続きを公表すること。ウェーバー公示された選手は、他球団の獲得を一定期間(1週間)待つことになる。
NPBのトレードは4種類
トレードには,4つのトレード方法があります。
- 交換トレード
- 金銭トレード
- 三角トレード
- 無償トレード
交換トレード
それぞれの球団の選手同士を交換するトレード方法です。
1対1トレードだけではなく、1体2トレード、1体3トレードもあります。1体1だけでなく、帳尻合わせのために、1対1+金銭トレードトレードも存在します。
交換トレードの例
- 中日:京田陽太⇔DeNA:砂田毅樹
- 中日:阿部寿樹⇔楽天:涌井秀章
金銭トレード
選手を金銭とトレードする方法です。
相手球団の選手が欲しいが、交換トレードが可能なレベルで出せる選手がいない。そういった場合に金銭トレードが発生します。
金銭トレードの例
巨人:炭谷銀次郎⇔楽天:金銭
\プロ野球ほぼ全試合が見放題/
DAZNのプランや見れる試合についてはこちらの記事をどうぞ↓
三角トレード
3球団間でのトレードのことを言います。
- A球団 ⇒ B球団に選手を放出
- B球団 ⇒ C球団に選手を放出
- C球団 ⇒ A球団に選手を放出
三角トレードの例
荒川選手、江川選手の件で新人選手においては三角トレードが禁止されています(社会問題にもなった「江川問題」)。
この印象が強すぎて、現在において3角トレードは2例しか行われていません。
無償トレード
選手も金銭もなしに他球団に譲渡することを言います。
選手枠が膨れ上がったり、主力選手の高額年俸が支払えなくなったケースがあります。
無償トレードの例
- ダイエー:小久保裕紀 ⇒ 巨人
- 広島:長野久義外野手 ⇒ 巨人
トレードのメリットとデメリットは?
球団側のメリット・デメリット
トレードによる球団側のメリット
- 球団のウィークポイントを埋めることが可能
- 選手枠の調整をすることが可能
- 年俸の調整が可能
シーズンが始まると、予期もしないけが人が発生や不調によって、球団はウィークポイントを抱えるケースがあります。さらに選手を多めに放出することによって、「選手枠/年俸」の調整をすることができます。
トレードに球団側のデメリット
- 同等レベルの選手を放出するリスクを背負う
- 獲得した選手が活躍し続けるか不明
力のある、将来性のある選手を放出してトレードで他球団からの選手を獲得した場合も期待した働きができるかとったらわからない。
このリスクこそがトレードのデメリットとなります。同時に放出した選手が他球団で活躍するケースもあります。このリスクもデメリットとなります。
選手側のメリット
トレードにる選手側のメリット
選手は活躍の機会が増える
トレードで獲得された選手というのは、その球団にとって必要にされている選手ということ。必ず出場機会が増えることになります。
選手側のデメリット
選手にとってはチャンスなので野球選手としてはデメリットというものは存在しません
移籍後の年俸ルールは?
トレードは契約書事移動します。 選手から見れば契約書の宛名が変わるのみで、契約内容の変更は認められません。
従って、トレードされたその年に年俸が上がったり下がったりすることはありません。
複数年契約中の選手が契約年数を残した状態で、トレードになった場合についても、選手は同様の年俸を獲得することができます。ただし元在籍球団が一部年俸を負担することも可能なようです。
金銭トレードの金額ってどれくらい?
金銭トレードの契約は原則として公開しないことが一般的です。
しかし各新聞社の推定によれば、その選手の年俸近い金額を支払うことが一般的なようです。
NPBの移籍ルールについて知っておこう
FA移籍
現役ドラフト
トレード
ポスティングシステム
マイナーFA(予定)
コメント